猫のペットシッター

ペットシッターとの関係、猫の感じるストレスとその対処法

いつもそばにいて可愛がってあげたい愛猫ですが、仕事や旅行な飼い主の事情で、どうしても家を空けてしまう時間が長いという方もいることでしょう。できるだけ寂しい思いをさせたくないことから、最近ではペットシッターに世話を頼むという方も増えています。今回はそういったペットシッターと猫との関係、ストレスを与えないための関わり方などについてご紹介いたします。

1. 猫に対するペットシッターの仕事

ペットシッターは犬なら散歩や食事の世話、さらには小動物などさまざまなペットを飼い主の不在時に面倒をみてくれる、頼れる存在です。ペットシッターは研修などを受け、知識と経験をもちあわせているので、安心して大切な愛猫を預けられるでしょう。猫に対してはトイレの掃除・水の交換や食事の世話、ブラシを使ってのグルーミングやおもちゃを使って遊ぶなど、飼い主がいつもしていることを代行してくれます。

2. どれくらい猫と過ごしてくれる?回数は?

猫が何頭いるかにもよりますが、通常1回あたりのサービスは1時間程度1日1回~2回です。また子猫の場合には、1日に2回以上の訪問と回数を増やす必要があります。こういったことも事前の打ちあわせで、ペットの様子や性格をみながら、飼い主さんと話をして決めていきます。

3. 猫はひとりでもストレスを感じない?

猫は比較的自立心の強い動物ですが、「触られるのは嫌い」でも「同じ空間にいてほしい」と感じている猫も、多くいるのです。犬のように尻尾をふって感情を表現しないため、その判断は非常に難しいといえるでしょう。

普段自分の愛猫があまり触らせてくれないからと、「ひとりの方がよいだろう」と判断をして、ひとりきりにして旅行に出かけてしまう方もいるかもしれません。もしかするとその行動は、愛猫に大きなストレスをかけてしまっている可能性があります。

長時間飼い主が家にいない場合、「捨てられた」と感じる猫は強いストレスのなか、自宅で過ごすことになります。その結果嘔吐をしたり食事をしなくなったり、さらにはトイレで排泄行為をせずにベッドやソファのうえでするといった行動にでる猫も、少なくありません。毎日入れ替えた水でなければ飲まない、常に掃除をしたトイレでないと排泄をしないという、几帳面な一面をもった猫も多くいます。

4. ペットシッターが長時間いるほうがいい?

もしも仕事で帰る時間が遅くなりがち、出張のため長期で自宅をあけなければならない場合は、ペットのストレスを軽減するためだれかに世話をしてもらう必要があります。「ペットシッターに長い時間自宅に滞在してもらって、世話をしてほしい」とつい考えてしまいますが、それも一概に得策とはいえないのです。

猫は犬と違って、テリトリーをもって行動しています。野良猫などがそのテリトリーを侵害したため、激しくケンカをしているのを目にしたことはないでしょうか。室内飼いしている猫もテリトリーをもっているので、そこに知らない人(ペットシッター)が突然入ってくると、逆に不安になったり怒ったりするケースもあります。

その場合猫は家具やカーテンなどにスプレー行動をはじめるなど、床などに排泄して自分のテリトリーを証明しようとするのです。

また経験を重ねたペッターシッターでも、すぐに愛猫と打ち解けることは難しいのです。そのためゆっくりと信頼関係を作っていくことが、猫の世話においては大切になります。つまり「長時間世話をするからよいペットシッター」だとは、一概にいえません。

はじめてペットシッターを依頼する際には、よく自身の愛猫の性格を理解し説明することが大切です。たとえば友人が自宅にきたとき、愛猫がどのように振る舞ったかなどをみながら、ペットシッターに具体的なことを伝える方がよいでしょう。

5. 猫とペットシッターの相性

猫にも好き嫌いがあり、常に世話に来る人間が変わることは、あまり猫にとって好ましい環境とはいえません。そのためペットシッターは、最初に訪問した人間が担当となり定期的に通うのが多い傾向にあります。最初の訪問時に面接をして顔あわせをするので、その際にもふたりの相性を確認できるでしょう。

ただし、猫にもそれぞれ性格があり、必ずしも一人の人間に固執するというわけではありません。また、特定の人間のみとの交流に終始してしまうと、いつまでもわがままなままになってしまう可能性もあります。

「COSYペットケアサービス」では、ペットには様々な人間との交流を経てほしいと考えています。そのため、猫のストレスにならない範囲で複数スタッフが立ち会うことがございます。

もちろん猫によっては特定の人間以外に全く心を開かないということも知っているため、無理に、というわけではありません。猫は信頼できる人とそうでない人を、選ぶ生きものです。ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築いていくことを大切にしています。

6. ペットシッターを依頼する際の注意点

より愛猫にストレスを感じないように、飼い主がいない時間を過ごしてもらうには、事前の打ちあわせで細かくペットの情報を伝えておくことがカギとなるのです。「いわなくてもわかるだろう」と判断せずに伝えておいた方が、ペットシッターもそれにあわせた世話をしてくれます。

たとえばフードの与え方、多頭飼いであればどちらも同じフードを食べるのか、遊ぶのが好きなのかそれともあまり触られるのは好きではないなど、できるかぎりの情報をペットシッターに伝えましょう。また不在中に猫砂やフードがなくならないように、事前に準備をしておくことも大切です。

7. まとめ

さまざまな動物の世話をしてくれるプロ・ペットシッターは、飼い主が不在の日などに代わって世話をしてくれる強い味方です。「COSYペットケアサービス」では、平日は日常的に犬の世話の依頼を多く承っております。件数そのものでいえば、猫のご依頼をいただいている数の方が2~3倍と、非常に多いのです。

また通院が必要な場合でも、一度ペットケアのご依頼をいただけましたら、その後通院サービスもご利用いただけます。ぜひとも一度、お気軽にご相談ください。

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また、「COSYペットケアサービス」では、犬猫フード用品の買い物代行も始めました。昨今の状況から買い物に出るのが難しい方に、様々な犬猫をお世話してきた私達がご希望の用品をご用意いたします。サービスのご利用をご希望の方は、下記バナーより飛べるお問い合わせフォームからご連絡ください。お電話でのご連絡も承っております。