ペットを自宅に残した状態でお買い物や旅行に出かけるとなった場合、ペットは留守番をしなければならなくなります。その際に、ペットに対してどのような影響を与えてしまうのか飼い主の方はしっかりと考えなければなりません。また、そんなときに有効活用できる選択肢として『ペットシッター』があることをご存知でしょうか？今回はペットの留守番やそれをサポートするペットシッターについてご紹介いたします。
1. 長時間の留守番による影響
ペットは長時間の留守に慣れていない場合がほとんどです。慣れやペットの性格にもよりますが、基本的には生まれてから留守番を経験していない状態であれば、いきなり長時間飼い主の姿が見えなくなってしまうことで大きな不安に襲われてしまいます。その不安はストレスへと直結しますので、ペットの精神状態を不安定にさせてしまうことにもなるのです。
また、排泄の問題もあるでしょう。たとえば犬の場合、普段からケージ内やトイレスペースでするような習慣があるのであればまだしも、散歩中にするという習慣も多く見受けられます。ですから、その場合普段の散歩時間に留守のままですと、ペットは排泄をどうして良いかわからずにさらなるストレスを感じてしまうことにもなるのです。そのため、いつか訪れる長時間の留守番を想定するのであれば、排泄のタイミングを散歩中にはせずに、徐々にでも自宅でトイレスペースなどへと移行していくように心がけると良いのではないでしょうか。
その他にも、離れることに対する不安を感じてしまう『分離不安』になってしまう可能性も考えられるのです。いずれにしても留守番はペットを不安にさせてしまいます。しかし、どうしても留守番をしなければならない場面もあるでしょうから、普段から徐々にいない状態になれさせておくことは大切でしょう。
2. 飼い主の方の不安
ペット自身の不安やストレスという影響だけでなく、飼い主の方にとっても留守番をさせるのは不安なことではないでしょうか。留守番に慣れているペットであればまだしも、いざ出かけるタイミングになるとペットがソワソワしたり鳴いたりする場合には、後ろ髪引かれる思いになるのではないでしょうか。
とくに初めて留守番をさせるときには、ペットが目の届かない状態になるということも初めてということになります。ですから、帰宅したら家具や物が散乱してしまっていないか、ペットになにか異変が起きてしまっていないかなど、常に気がかりとなるでしょう。少しの留守番であればそこまでの影響は出ないかもしれませんが、長時間となるとやはり話が変わります。飼い主側としてはもちろん帰宅するつもりですが、ペットはいつ帰ってくるのかもわからなければ、そもそも帰ってこないかもしれないという不安と戦っているわけです。
そうした思いを考えると、飼い主の方も安心してお出かけすることができないので、あまりいい状態とは言えないでしょう。留守の間に少しでも様子を見てくれる存在が必要となります。
3. こまめな留守番で慣れさせる
どのようなペットであれ、いずれ留守番をしてもらうタイミングがやってくるはずです。飼い主の方ができることとしては、まずそのための準備をあらかじめ進めておくということではないでしょうか。いきなり長時間の留守番をさせるわけにはいきませんので、ペットには飼い主が家にいない状態をまず知ってもらい、その時間を徐々に伸ばしていくというのが理想的です。
まずは10分などの短時間からはじめます。近所のコンビニなどへいって帰ってくる程度という想定です。普段の生活の中でも、10分程度であれば他の部屋にこもるなど姿の見えない状態はあることでしょうから、ちょうどいいくらいでしょう。そこから20分、30分と徐々に伸ばしていくのです。
その際にペットがどんな様子なのか気になるようでしたら、ペット用のカメラを設置するというのも一つの手段です。近年では赤ちゃんやペットの様子を外出先から確認するためのカメラが出回っておりますので、そうしたアイテムを使用することで、留守番に慣れさせる過程でペットの状態を確かめることが可能となるでしょう。
しかし、留守番にある程度ペットが慣れたからといって、長時間の留守番をできるかどうかは別問題となります。ペットの心の準備はできたかもしれませんが、エサや水の交換、散歩など留守中ではできないこともたくさんあるからです。そうした問題をクリアするためにはペットシッターを活用するといいでしょう。
4. ペットシッターを活用する
留守中のお世話は誰かがしなければなりません。ペットが留守番に慣れたとしても、これは変わらない事実です。ペットシッターはまさにそのために存在しているといっても過言ではないでしょう。飼い主の方が普段行っているエサや水を与えるということや、散歩やトリミングなどを代わりに行ってくれるのです。基本的には1回1時間となりますが、相談することで1日のお世話回数を増やしてもらったり時間を延長したり、などが可能ですので、もしものときには相談してみるといいでしょう。
ペットシッターにお世話を依頼することによって、数日間家を留守にすることも可能となります。旅行や出張などでどうしても家を開けなければならない状況もあるでしょうから、存分に活用することで安心して外出することができますし、ペットも散歩や食事などは普段どおりですので安心です。毎日訪問してくれるので、万が一なにか異変が起きたとしても発見してもらえますし、対応もしてもらえるため頼りになります。
5. まとめ
ペットを飼っている方にとって留守番というのは一つの大きな問題でしょう。飼い主の方の事情もありますので、いかにしてペットにストレスや不安を感じさせないようにそれを実現するのかという部分はとても重要です。ペットシッターにお世話を依頼することで、飼い主の方も安心できるのではないでしょうか。
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