突然出張が決まったり、旅行をしたりするとき、飼っているペットのお世話はどうしよう?と悩みますよね。預かってくれる知人がいればいいでしょうが、いない場合は「ペットシッター」に相談する、という方も多いのではないでしょうか。しかし猫は警戒心の強いデリケートな生き物ですから、お世話のプロであるペットシッターに預ける際にも注意が必要な点があります。今回は、ペットシッターに預ける際の、猫ならではの注意点を解説していきます。
1. 注意点① :普段の留守番の様子をチェックしておくと安心
猫は群れではなく単独行動を行う生き物です。よく構うよりも、放っておくほうが猫とは良好な付き合いができると言われているくらいですから、どちらかといえば留守番はわりと得意な生き物です。多少長くなってしまっても、3日間くらいは留守番に耐えられるともいわれるくらいですが、しかしながら、そうした性格にも個体差があります。
飼い主が構っても相手をしてくれないような子もいれば、猫とは言え甘えん坊で寂しがり屋の子もいるでしょう。寂しがり屋の子の場合、寂しさからつい物を壊したり部屋を荒らしたり、トイレ以外の場所で用を足したりと粗相をしてしまう場合もあります。飼い主が家を空けている間の行動は、飼い主の目がない分奔放になる子も少なくありません。
ペットシッターは勝手知ったる自宅にシッターがお伺いしてお世話をするサービスですから、ペットホテルのように場所が変わることによるストレスはありません。しかし飼い主が家にいる場合とそうでない場合の行動の違いは多少なりともあるので、あらかじめ留守中にどのような行動をしがちなのかをチェックしておく必要があります。
まずは日常の中で、たとえば仕事に行って帰ってくるまでの間の留守番の前後の部屋の様子や、猫の様子をつぶさに観察する癖をつけて頂けるといいでしょう。
2. 注意点② :トイレの場所や餌をやる回数、投薬の有無などを事前に伝えておく
ペットシッターは、お客様の大切な家族をお預かりする責任の大きな仕事です。そのため、お預かりする前にしっかりとペット達の生活習慣や健康状態などを、詳細にヒアリングする決まりとなっています。初回の打ち合わせミーティングの際は、お預かりする愛猫の性格や普段の生活習慣はもちろん、お客様のご自宅がお出かけ前と同じ状態を保つのが決まりです。お部屋の電気や空調などの取り扱いや環境の詳細、ごみの捨て方から普段使うものの収納位置まで、30項目近く詳細におうかがいいたします。
ペットシッターは愛猫のお世話が本業ですから、とくに知っておかなければならないのが、普段の生活に密接にかかわる食事と排泄です。とくに猫は、犬と違って散歩に出ないのでこうしたことにきちんとルールを決めておくことが大切になります。トイレの場所や排せつ物の掃除方法、餌の量や与え方や餌をあげる時間帯や回数、持病や投薬の有無や投薬の回数と時間などを、あらかじめ詳細に決めておいていただけるとお世話がスムーズにいきます。
またお客様自身のご自宅の環境についても、事前にしっかりとおうかがいすることでお客様の環境をなるべく変えずに配慮しながら、愛猫のお世話を行うことができます。そうした情報や要望をできる限り詳細に申し上げてください。頂いた情報は速やかに担当シッターに共有し、どのスタッフでも同じように作業できるようしっかり管理いたします。
3. 注意点③:警戒心の強い猫の場合はシッターを頼む回数・時間を最低限にする
先ほども申し上げた通り、猫はもともと留守番が得意なペットです。その為、24時間付きっきりである必要はなく、むしろずっと人間が近くにいるとストレスに感じることもあります。飼い主でもそうですから、ましてや知らない他人であればなおさらです。
猫は人懐っこい子もいれば、逆に警戒心が強い子もいます。警戒心が強い子の場合、ペットシッターがご自宅におうかがいすると隠れてしまう子もいるでしょう。基本的にトイレや食事のしつけができていれば、ペットシッターがするべき仕事は猫がその場に姿を見せなくても可能ではあります。ただブラッシング等も行ってほしいという場合、あまり猫に警戒心を与える時間が長いとよろしくありません。
ペットシッターは、日中ずっと猫のお世話や遊び相手をし続けるという使い方もできなくはありませんが、基本的にはお世話の時間は1回1時間を基本としております。要望に応じて訪問回数を増やしたり時間を延長したりすることも可能ではありますが、警戒心が強い子の場合はなるべく訪問回数も時間も最低限にするほうが、愛猫も安心してストレスなく過ごせるでしょう。
もちろんペットシッターはプロですから、そうした子とも適切なコミュニケーションをとることができます。しかし逆に餌の用意や水の交換、トイレの掃除だけでもシッター業務として承っております。警戒心が強く孤独を好むような性格の子で預けるのが心配という場合にはそのようにお申し付けくだされば、最低限のお世話のみで愛猫を不安にさせないようにすることも可能ですので、遠慮なくお申し付けください。
4. 注意点④:飼い主さんが猫の望むことを理解していることが大事!
わたしたちペットシッターは飼い主であるお客様の代わりとなって、愛猫のお世話をするプロとしてしっかりと仕事を行わせていただきます。そのため普段から愛猫を観察し、お客様が愛猫の性格や好みや望んでいること、また逆に嫌いなことやストレスに感じることをしっかりと把握し、それを詳細にシッターに伝えることが愛猫にストレスを与えない最善の方法です。
もしそうしたことが分からない場合でも、プロであるペットシッターはお預かりする子の性格や相性を見極めて、それに応じたコミュニケーションをとることが可能ではあります。ただお客様自身がご安心してお預かりして頂くためにも、可能な範囲で構いませんので、普段から愛するペットの様子を観察してどういうことが好きな(嫌いな)子なのか、把握するのが一番です。
ご自宅は猫のための空間であると同時に、お客様自身のための空間でもありますので、そうした空間のルールをどんな些細なことであってもお伝えいただければ、シッターはそれを順守いたします。お客様の方針、愛猫の好み、そうしたことは決してご遠慮されることなく、詳細にお申し付けくださいね。
5. まとめ
以上、ペットシッターに猫を預ける際の、猫ならではの注意点について解説しました。とくに猫はデリケートな生き物ですから、初めて預ける際には不安に感じられることも多いことでしょう。松戸市のペットケアサービス「COSYペットケアサービス」では、初回打ち合わせミーティングにてご自宅の環境や愛猫の性格などについて、おうかがいしたうえでペットシッター業務を行わせていただいております。
ペットシッターコース・おさんぽコースをご用意しており、またご利用は1回1時間から受け付けております。お客様のご要望に応じた時間や回数での柔軟なお世話が可能ですので、ペットのお世話や散歩を誰かに頼みたい、そうした時はぜひ弊社にお気軽にご相談ください。
また、「COSYペットケアサービス」では、犬猫フード用品の買い物代行も始めました。昨今の状況から買い物に出るのが難しい方に、様々な犬猫をお世話してきた私達がご希望の用品をご用意いたします。サービスのご利用をご希望の方は、下記バナーより飛べるお問い合わせフォームからご連絡ください。お電話でのご連絡も承っております。
